社会
地雷で両目と片足を失った退役軍人、10人の子どもを大学へ
2026年9月19日 20:42
トルコ南東部バトマン県サソン郡に住む退役軍人セルヴェト・チフチ氏は、32年前にテロ対策の一環として参加した作戦中に地雷を踏み、両目と片足を失った。1995年3月13日に起きたこの事件で重傷を負ったチフチ氏は、あらゆる困難にもかかわらず人生に背を向けなかった。
退役軍人となった当時4人の子どもがいたチフチ氏は、その後生まれた6人を加え、合計10人の子どもを育て上げた。子どもたちが教育を終え大学に進学したことは、彼にとって大きな誇りであると述べ、チフチ氏は「失ったのは体の一部だけだ。精神的なものは何も失っていない」と語った。
チフチ氏は「1995年3月13日は厳しい事件が起きていた。参加した作戦で地雷を踏み、片足と両目を失った。しかし、とても良い気分だ。誇りに思う。我が国に栄光あれ」と述べた。
地域に平和と安全の環境が生まれたことに満足感を表明したチフチ氏は、最近の動きについても評価した。平和プロセスを喜ばしく思うと述べ、チフチ氏は「バフチェリ氏の呼びかけの後、大統領の意志によりPKKが武器を放棄すると宣言した。非常に前向きな状況だ。これで誰もが村で、所属する農村地域で自由に歩き回り、そこで経済的利益を得ることができる。尽力した人々に心から感謝する」と話した。
9月19日の退役軍人の日にあたり、サソン殉死者家族・退役軍人相互扶助連帯協会会長ムタリップ・チェリク氏は、退役軍人セルヴェト・チフチ氏を自宅に訪問した。訪問でチェリク氏は、常に殉死者と退役軍人の側にいると述べ、国の平和のために命を捧げた尊い殉死者を追悼した。
文=トルコニュース編集部



