2026年9月18日(金)
トップ › 経済 › 記事
経済

BDDK、銀行の自己株式取得に関する規制を発表

2026年9月18日 04:27
BDDK、銀行の自己株式取得に関する規制を発表

銀行規制監督庁(BDDK)は、上場銀行による自己株式取得に関する新たな決定を行った。同庁のウェブサイトに掲載された発表によると、この決定は本日の委員会会合で9月17日付の書簡を審査した上で下された。

これにより、株式がボルサ・イスタンブールAŞ株式市場で取引されている上場銀行が、9月16日以降にこの市場から自己株式取得を通じて取得した自己株式は、12月31日まで「銀行の自己資本に関する規則」の関連条項の適用において中核資本からの控除項目として考慮されないこととなる。

また、当該株式は、「銀行の資本十分性の測定及び評価に関する規則」の適用において、信用リスクに基づく金額及び市場リスクに基づく金額の計算に含めないことが決定された。

この決定は、銀行が自己株式取得を通じて取得した自己株式に対する資本計算において、年末まで有効な規制を導入するものである。

【日本向け補足】トルコの銀行規制監督庁(BDDK)は、銀行の自己資本規制を所管する当局であり、今回の措置は上場銀行の自己株式取得が資本比率に与える影響を一時的に緩和するものだ。トルコの銀行セクターは、通貨リラの変動や高インフレなど厳しい経済環境に直面しており、自己資本の安定は金融システム全体の健全性にとって重要である。ボルサ・イスタンブールはトルコ唯一の証券取引所であり、上場銀行の株価動向は市場全体に影響を及ぼす。日本企業もトルコの銀行と取引関係を持つ場合があり、こうした規制変更は間接的に日本企業の資金調達や取引環境に影響を与える可能性がある。また、日本の金融機関がトルコの銀行に出資しているケースもあり、資本計算の変更は投資判断に影響し得る。BDDKの決定は、年末までの時限措置であり、銀行が自己株式を取得しやすくすることで株価の下支えを図る狙いがあるとみられる。

文=トルコニュース編集部

関連記事