社会
トルコ・イズミルでタクシー運転手が心臓発作の乗客を救う機転、「命の救助」に警察がエスコート
2026年9月16日 11:28
トルコ西部イズミルで、61歳のタクシー運転手メフメト・エミン・ヤルチン氏が、ボルノヴァ・アタテュルク地区から乗せた女性乗客が走行中に体調を崩したため、迅速かつ冷静な対応をとった。乗客の容体が悪化していることにバックミラー越しに気づいたヤルチン氏は、まず水を与えた。しかし、しばらくしてさらに具合が悪くなった女性は、左腕の感覚がないと訴えた。
そこでヤルチン氏は直ちに車を警察署の前に停め、サイドブレーキを引き、ハザードランプを点灯させた。乗客の指がこわばっているのを確認した同氏は、再び顔と手に水をかけた。緊急に病院へ行きたいと訴える女性のため、ヤルチン氏は道中で警察部隊に助けを求めた。警察がタクシーをエスコートして道を開け、心臓発作の疑いがある女性は短時間で病院に搬送され、医療チームに引き渡された。
この出来事の後、ヤルチン氏は「人を助けられたことに喜びを感じている」と語り、女性が担架に乗っている時でさえタクシー運賃を払おうとしたが、受け取らなかったと説明した。その後、女性の夫が連絡をしてきて、感謝の言葉とともに運賃を支払ったと述べた。女性の健康状態が良好であることを知ったとも付け加えた。
イズミル運転手・自動車事業者組合のエルカン・オズカン会長は、ヤルチン氏の思いやりのある行動を称え、自身の事務所に招いて感謝の意を表し、報奨を与えた。
文=トルコニュース編集部




