文化
アサラ・ナスリ、15年ぶりにダマスカスで公演
2026年9月18日 21:19
シリア革命初期にアサド政権に反対の立場をとり、そのために約15年間母国を離れていたシリア人音楽家アサラ・ナスリが、首都ダマスカスでコンサートを行った。このコンサートは「アサラの帰還」キャンペーンの一環として企画された。
ダマスカス生まれのこのアーティストは、2011年に始まったシリア革命の初期からシリア国民の自由要求を支持し、アサド政権の行為に反発した。この姿勢のために崩壊した政権から様々な圧力や制裁を受け、ナスリはシリア芸術家組合から除名された。
2012年にはチュニジアのカルタゴ音楽祭で自由シリアの旗を手に舞台に立ち、シリア国民への支持を示したナスリは、その後のコンサートでもシリア革命を話題にし続けた。2024年12月に発表した楽曲「シリア・パラダイス」で団結と再建のメッセージを送り、2026年には被拘禁者、行方不明者とその家族の苦しみをテーマにした作品を歌った。
約15年ぶりにダマスカスで舞台に立ったナスリは、最初のコンサートで「シリア・パラダイス」を披露して観客の前に現れ、レパートリーには以前歌った曲も含めた。シリア文化大臣ムハンマド・ヤシン・サリフは、このアーティストの帰還を「虐げられた者の虐げる者に対する勝利」と評した。
ナスリの帰還は、シリアでこのアーティストの過去の政治的立場をめぐり、さまざまな評価の的にもなった。コンサート前に一部のグループがイベントの中止を呼びかけたが、文化省はコンサートの後援を続けた。
文=トルコニュース編集部




