トルコ
トルコ環境大臣クルム氏「気候危機の結果はネパールに現れた」COP31議長国として警鐘
2026年9月16日 18:41
COP31議長を務めるトルコの環境・都市化・気候変動大臣ムラト・クルム氏は、ジュネーブにある世界気象機関(WMO)本部で開催されたCOP31議長国・世界気象機関合同ハイレベル説明会で演説した。クルム氏は世界気象機関のデータに基づき、気候危機が到達した規模を評価した。
クルム氏は「気候変動の結果とは何かと問われれば、明確にネパールを示すことができる」と述べ、地球の気候システムが歴史上最も不安定な時期を迎えていると指摘した。気温が記録的な水準で推移し、干ばつのリスクが存在し、氷河が融解しており、2026年末に向けてエルニーニョ警報が発せられていると語った。
クルム氏は、数週間前にネパールのヒマラヤで発生した氷河崩壊に端を発する大洪水が、居住地域や道路、橋、エネルギーインフラを直撃したと伝え、1,386人が死亡し、5,130人以上が依然として行方不明であると述べた。
トルコ国内の気候関連災害にも言及したクルム氏は、気温の上昇、降水パターンの変化、異常気象の頻発を強調した。「降水についても、歴史上最も変動の激しい時期を経験している。2025年には過去52年間で最低の降水量を記録した一方、2026年には過去66年間で最高の降水量に達した」と述べた。過去10年間で一部の県では豪雨に続いて洪水や浸水、地滑りが発生し、同時期に別の地域では森林火災などの事象が見られたと付け加えた。
クルム氏は、早期警報能力の強化がCOP31の実施アプローチの最も重要な要素の一つであると述べた。
文=トルコニュース編集部




