外交
アディダス、イスラエル人元兵士起用の広告に非難殺到
2026年9月5日 00:52
ドイツに本拠を置くスポーツ用品大手アディダスは、義肢や切断者など片足を失った人々が片足用の靴を半額で購入できる「シングルシューズサービス」をイスラエル市場で開始した。しかし、このキャンペーンの顔として選ばれた人物が、国際世論に大きな波紋を広げている。
広告には、2021年に片足を失った元イスラエル兵シャレフ・ビトンが登場。ビトンがスポーツをする姿や買い物を楽しむ様子が映し出されるが、障害者向けのサービスをイスラエル兵を通じて販売することは二重基準だとの批判が相次いでいる。
批判の焦点は、イスラエルによるガザでの攻撃が引き起こす人道的危機にある。世界保健機関(WHO)やUNRWAのデータによると、ガザでは約4万2千人が生涯にわたるリハビリを必要とする重傷を負っている。恒久的な障害を負った人々の4分の1は子どもで、5千人以上が直接切断に直面している。破壊されたインフラ、医療物資の不足、義肢の不足により、数千人のパレスチナ人が治療を受けられない状況だ。
アディダスの今回の措置は、同社の過去の物議を醸した判断も再び浮き彫りにした。同社は2024年、パレスチナ支援で知られるモデルのベラ・ハディドを広告キャンペーンから外し、ボイコットの呼びかけに直面していた。ガザで17万4千人以上が負傷し、少なくとも4万2千人のパレスチナ人が恒久的な障害を負った時期に、同社がこの状況を無視して元イスラエル兵とキャンペーンを行うことは、非難を強めている。
文=トルコニュース編集部


