トルコ
ギルネ沖沈没事故から3ヶ月前、同じ船に乗船していたDJが恐怖の瞬間を語る:「席から飛び上がり、浸水が始まった」
2026年9月2日 14:59
北キプロス・トルコ共和国(KKTC)のギルネ沖で8月30日に転覆し沈没した双胴船(カタマラン)型旅客船に、5月16日に乗船していたDJセルジャン・ウルタシュ氏が、その時の体験を語った。この事故では8人が死亡し、20人が行方不明となっている。ウルタシュ氏は携帯電話で撮影した映像を自身のソーシャルメディアアカウントで公開した。
ウルタシュ氏は、航行中に船の座席部分から浸水が始まっていることに気づいたと述べ、「船長がアクセルを踏み、船に激しい波が当たりました。私は席から飛び上がりました。船が浸水し始めました。岩にぶつかったと思い、関係者に状況を伝えましたが、『正常です。波が船に当たっただけです』と言われました」と語った。
波がちょうど自分の座っていた場所に来たと述べたウルタシュ氏は、周囲の乗客は反応せず、当局も状況を正常と判断したため、自分も正常だと思ったと述べた。しかし、波の衝撃で腰と尻に痛みが生じたといい、下船後に大きな恐怖を感じ、帰りは船に乗るのをやめて飛行機で戻ったと語った。
ギルネ港からメルスィンのタシュジュ港へ向かう途中だったこの船では、241人の乗客が救助されたが、行方不明の20人に対する捜索活動が続いている。
文=トルコニュース編集部




